2017.10.05「第54 回FISMA TOKYO 東京ファッション産業機器展」にて技術実演セミナーを実施
2017 年9 月20 日(水)・21 日(木)、東京ビックサイトで行われた「第54 回FISMA TOKYO 東京ファッション産業機器展」にて、本大学院の教員3名が“「現代の名工」の考えるモノづくり”をテーマに技術実演セミナーを実施しました。
午前の部では、“Made in JAPAN のあるべき姿 ~日本品質への原点回帰~”と題して、レディースジャケットの見返しパターン設計と縫製について解説し、実演を交えながらパターンと縫製のマッチングについて詳しく説明いたしました。立体感のない服、見返しのつれた服を改善するためには、初心に戻り立体感のある服を作ることを心掛けてほしいと心強く訴えました。
午後の部では、“溶着・接着の新しいモノづくり”と題して、誰でも簡単に服作りができるよう、プラモデルを組み立てるように1着のT シャツを仕上げる実演を行いました。また、溶着・接着に馴染みのない方も挑戦しやすいという利点を活かし、講演会に参加された方々に実際にその場で製作を行っていただきました。
今回は、昨年度にも増して全体的に来場者が多く、本講演会には約500 名の方々にご参加いただきました。ご参加いただきました皆さまありがとうございました。
また、講演会場では過去に製作した修了生の作品を6 点、さらに株式会社ユカアンドアルファの展示ブースにて1 点の作品展示を行いました。溶着・接着技法だけでなく、様々な加工技法を用いて製作した修了作品を多くの企業様や来場者の方に見ていただける良い機会となりました。
■講師: | 稲荷田 征 非常勤講師(元教授)
2015 年「現代の名工」として厚生労働省より表彰
加藤 登志子 教授 ファッションクリエイション専攻ファッションテクノロジーコース 主任教授
久保 幸子 准教授 ファッションクリエイション専攻ファッションテクノロジーコース |