修了生インタビューFashion Business Administration Course Alumni Interview

キム ソンス

株式会社ZOZO

ブランド営業

キム ソンス

ファッション経営管理コース 第13期生

PROFILE

韓国の大学を卒業後、複数のアパレル企業で接客や店舗運営に携わったのち、2018年文化ファッション大学院大学(BFGU)入学。2020年修了後、株式会社ZOZO入社。

仕事内容について

ZOZOTOWNに出店しているブランドのコンサルティングを担当しています。各ブランドの売り上げ拡大やブランド認知度アップを目指した提案、売り上げ管理や在庫管理など、多岐にわたります。ZOZOTOWNと各ブランドの橋渡し役と言ったらわかりやすいでしょうか。およそ30ブランドを担当していますが、それぞれでビジネスモデルは異なりますから、提案内容も多様です。例えば、売り上げが落ち込んでいる場合、現状分析をして要因を探ったり、ファーストセラーとなるような商品を提案したりと、焦点を絞り込んだ具体的な提案を行います。
入社2年目からはZOZOVILLAに出店するラグジュアリーブランドを担当。ZOZOの企業理念である〈世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。〉をかなえられるよう、ますます仕事に打ち込んでいきたいと思っています。

アパレル業界の未来を見据えながら、自分にできることを

韓国の大学を卒業後、二つのアパレル企業で接客や店舗運営に携わっていました。副店長まで務めましたが、販売だけでなく、企画や流通、ブランド経営など、商品が市場に出るまでの過程に関わりたいと思うようになり、BFGUに入学しました。
マーチャンダイジングやマーケティングなど、ブランディング全般について学べるBFGUのカリキュラムは魅力的でしたし、将来のキャリアアップにもつなげていきたいと思っていました。

BFGU入学後は、ファッションビジネスの基礎理論を身に付けるとともに、実例やビジネスモデルについて検証するなど、身に付けた知識を実践することをくり返しながら、バランスよく学ぶことができました。また、ファッション業界の最前線で活躍している方々による特別講義の機会も多くあり、とても刺激を受けました。今の業務では各ブランドのビジネスモデルや状況把握に始まり、提案内容を検討する際にはセグメンテーション分析やポジショニング、ターゲット設定が必要となりますが、まさにBFGUで学んできたことばかりであり、当時の学びが今の仕事に直結しています。

修了研究では、現代のファッション産業におけるビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の検証に取り組みました。その頃はオンラインショップが急成長していた時期でしたし、自分自身も日常的にオンラインで買い物をすることはあったものの、BFGU修了後は過去のキャリアも生かすことができるリアル店舗に関わっていくことを想定していました。
しかし、この研究を通じてネットビジネスに興味を抱くようになるとともに、オンラインショップがこれからどのように発展していくのか、この領域で自分にできることがあるのならぜひともチャレンジしていきたいと考えるようになりました。BFGUでの経験は、現在のキャリアを決めるきっかけにもなっています。

MESSAGE

私がBFGUを選んだ理由にファッションマネジメント専攻で社会人入試を行っていたこともあります。とはいえ、社会人から再び学生になるという方向転換に迷いがなかったわけではありません。それでも新たに挑戦しようと思った理由は、ファッションが好きだったから。シンプルではありますが、この思いに尽きます。入学を考えている皆さんも、同じではないでしょうか。
BFGUでの2年間は、ファッションへの思いをさらに募らせながら、学びを通じてファッション業界で自分はどのように生きていきたいのかをとらえ直す機会となりました。こうした時間を持てたおかげで具体的な将来像をつかむことができましたし、目標を達成できるようにと集中して学ぶことができました。