履修科目一覧Fashion Technology Course Curriculums

下記は2022年度生向けカリキュラムです。

ファッション経営管理コース履修モデル (pdf)

1年次の主な授業FIRST YEAR SUBJECT

アカウンティング

基礎的な会計知識をベースに、経営者の観点から企業経営における戦略と業績数値をリンクさせて理解する習慣を身に付ける。また、実際の経営破たん企業等を分析し経営上のリスクを理解するとともに、事業収益性の向上を実現する戦略についてその財務上の影響とともに考える。

基礎研究プロジェクトⅠ

専門研究分野を見つけ出すための前期プロジェクト科目。グループでファッションマネジメント分野に関する研究テーマを設定、調査研究を行い、その成果を発表する。最適な経営戦略・事業計画を立案する力と自らの考えを論理的に相手に伝え、議論しながら周囲を説得し、計画を推進していく力を修得する。

基礎研究プロジェクトⅡ

個人で研究する後期のプロジェクト科目。「基礎研究プロジェクトⅠ」の応用・発展的科目として位置づけ、ファッションビジネスに関する実学的な研究活動を行い、ファッション知財を創造し事業化する起業家・経営管理者に必要となる課題発見・課題解決のための総合的な能力の基盤を構築する。

ファッションテック

IT技術とファッションを融合させたファッションテックは、生産から販売までの幅広い分野で活用されている。企業や個人によるデジタル機器・デジタルコンテンツなどの活用が不可欠な現在、ファッションビジネスの経営管理者が職務遂行に必要なファッションテックに関する知識を修得する。

ファッションビジネスメソッド(演習)

各コースの院生合同によるグループで、アパレルブランド事業を計画する。アパレル業界における課題の発見、アイデアの創出、施策を立案して、ブランドコンセプトの実現に向けた商品展開の企画を行う。またアパレル3DCADによるバーチャルサンプルでコアアイテムのデザインを具現化、生産方法の検討を行う。

ファッションマーチャンダイジング論

マーチャンダイジングの基礎理論、業務の手法及び運営管理に関する知識を修得し、ファッションマーチャンダイジングにおける課題を発見し解決策を考案する能力を身に付ける。

ブランドマネジメント演習

ファッションビジネスにおけるブランドマネジメントのための実務的な知識を修得し、マーケット調査、ブランドのコンセプト立案、新ブランドの事業計画立案ができる実践的な能力を身に付ける。

マーケティング論

ファッション商品やサービスの企画・開発・設計、市場調査・分析、価格設定、流通、広告・宣伝・広報、販売促進、ブランディング等のマーケティング理論とファッションビジネスのリアルタイムなマーケティングの実践知識を修得し、マーケティング課題解決のために最適な意思決定力を身に付ける。

アパレル生産

アパレルメーカーなどが生産をする際の、製品プランを構成する考え方、意思決定をするためのプロセスを学ぶ。状況に応じた判断基準の絞り込み方を見つけ出しPDCAのシミュレーションを繰り返しながら、プロダクトマネジメント全体を理解する。

アパレル製品図演習

ファッション知財を事業化する起業家・企業管理者等の各職種は、商材となるアイテムの構造・製造方法等の知識が必要となる。それらを「製品図」化することで基本知識を理解しながら、グラフィックソフト(Illustrator)にて製品図とて描き、各自が商品構成表を組めるための実践的かつ専門的な知識を修得する。

アパレル造形論

アパレル商品の創出に必要な知識と手法を理解する。また、アパレル製造における課題を発見し、デザイン領域・テクノロジー領域・マネジメント領域から解決策を導く力を身に付ける。3領域おいて、服飾における造形美の感性を商品のプロダクトアウトにつなげるための実践的かつ専門的な知識を修得する。

インターンシップ(経営管理)

ファッション関連の企業において就業体験を行い、ファッション業界への理解を深め、企業の組織や業務を把握する。自己の適正を見極め、職業への意識を高めるとともに、職場でのチームワーク、コミュニケーション力、ビジネスマナーを学ぶ。

クリエイティブシンキング

アイデアを発想&創出していくデザイナーの発想方法を理解する。従来の枠組みから外れるような独創的なビジネスコンセプトの創造を可能とする「観察・洞察力」「問題発見力」「発想力」「編集力」の向上を修得する。

サステナブルファッションⅠ

ファッション業界のサステナビリティに関する基本的な情報や考え方を学ぶ。情報収集と分析を通して、ファッションビジネスにおいて適切な意思決定ができる能力を身に付ける。

サステナブルファッションⅡ

「サステナブルファッションⅠ」にて学修したことをもとに、ファッション産業における現状の問題を整理し、サプライチェーンにおけるそれぞれの段階で、より発展的で懸念される課題を発見し、その解決方法とこれからのモデルについて探る。

色彩論

基礎的な色彩理論を学修し、演習を通して色彩に対する理解を深める。また、色彩を客観的にとり扱う姿勢を養い、実務で色彩を効果的に活用する上で基本となるスキルの育成を目的とする。

素材論

アパレル・ファッション製品における素材・テキスタイルの基本的性能を理解する。繊維の種類、構造をはじめ、着心地、色柄・風合いの感性など、ファッションビジネスに関わる上で不可欠なテキスタイルの知識への理解を深める。

デジタルコマース

ECサイトの構築と運営について事例を通し学修し、ファッション領域のデジタルコマースに関する実務的知識とその手法について学ぶ。また、MD・メディア・デジタル技術を最適に組み合わせたデジタルコマース計画を企画・立案できる力を身に付ける。

デジタルマーケティング

ファッション領域の実務的なデジタルマーケティングの知識と手法を学び、メディア・チャネル・デジタル技術を有効に組み合わせ、最適なデジタルマーケティング施策を立案する力を身に付ける。

ビジネスモデル・ケーススタディ

新たなビジネスモデルを創造する力を身に付けるために、ファッション企業が取り組んでいる最新の事例をもとに、成長が見込まれるビジネス領域に関する分析力や考察力を養う。さらに、起業および事業変革を推進していく能力を身に付ける。

ファッション商品論Ⅰ

服種別に種類、名称、ディテールについて学修し、アパレル商品の品質や価値を見極めるのに必要となる基本的知識を身に付ける。また、MD構想、商品のプロダクトアウトにつなげるための知識を修得する。

ファッション商品論Ⅱ

ファッションアイテムの歴史的変遷、服飾雑貨の知識、アパレルの特殊素材、フォーマルウエアなどについて学ぶ。アパレル製品以外の知識を幅広く修得することで、オケージョンに合わせた適格なコーディネート提案力を身に付ける。

ファッションと消費者意識

ファッション領域における消費者行動・消費者心理に関する専門的・実務的知識と各種データの活用方法を学び、消費者行動論・消費者心理学に基づく分析、およびマーケティング戦略・施策を企画・立案できる力を修得する。

ファッション文化論

企画力や作品の商品価値を戦略的に構築する力を養うため、自分の作品やデザインの現代的意義や思想的な奥行きについて論じる力を身に付ける。また、商品企画の普遍的意義について討議できるようになることを目的とする。

マーケティングリサーチ

ファッション業界関連の事例・データを用いながら、従来の情報収集・分析手法の知識に加え、マーケティングリサーチの最近の傾向を学修する。また、調査・分析課題や、ファッションAIを活用したデータ分析課題を通し、分析結果をマーケティングの意思決定や施策につなげるスキルを修得する。

ロジスティクス論

物流、ロジスティクス、SCMに関する基本的な知識を整理し、ファッションビジネスに必要なロジスティクス戦略と物流実務における知識、技術、契約手法を修得する。ネット通販、EC物流、グローバル化したビジネスのための国際貿易の基礎知識、越境 ECビジネスについても理解を深める。

2年次の主な授業FINAL YEAR SUBJECT

修了研究プロジェクト

ファッションマネジメント修士(専門職)の学位を取得するための中核的科目。ファッションビジネスに関する研究テーマを設定し研究を進め、修了研究プロジェクト報告書を提出し、修了研究発表会で発表する。高度な専門知識、情報収集能力、分析力、論理的な思考力、問題解決力、独創的な企画力を身に付ける。

グローバルビジネス論

ファッション知財をグローバルに事業化するために、世界のファッションビジネスの仕組みと市場、地域専門性の高い実務知識、トレンドを理解することで、ビジネスのグローバルな展開案を策定できる力を養う。

グローバルプロダクト戦略

アパレル生産におけるグローバルプロダクト戦略の必要性と有効性、その背景となる基本要素 QCDとの関係性、またグローバル化の中での需要変化による新たな課題等を理解することで、グローバルプロダクトにおける戦略を立案できる能力を身に付ける。

経営情報システム演習

経営に関する情報を扱う経営情報システムの全体像を把握しながら、ファッション企業などにおける実例を学ぶ。また、演習を通して企業経営と情報システムの関係性を理解する。

経営戦略論

経営戦略を構築する際の基本的な理論を学修し、最新の経営理論を考察することでさらに理解を深める。ファッション企業の戦略と照らし合わせ、実際のビジネスや経営に活用できる知恵を修得する。

知財マネジメント論

知的財産、特にブランド(商標)とデザイン(意匠)の保護の仕組みを中心に学ぶ。事例を通じて、攻めと守りの観点から知的財産の管理のノウハウを修得し、実務に応用できるようにする。また、日本だけでなくアジア諸国、米国、欧州の法制度についても理解する。

デザインマネジメント演習

アパレル企業・アパレルブランドのデザインマネジメント事例をもとにデザインに関する知識を修得する。内外装・ウェブコミュニケーションとデザインマネジメントの関連性と適正な判断力を養い、実践を通してデザイン価値を収益に結び付ける力を身に付ける。

ファイナンス

「アカウンティング」で学んだ基礎知識をもとに、個別の戦略と事業計画の関連性を高めた事業計画の作成、事業計画から示される予想キャッシュフローの理解、かかるキャッシュフローが意味する事業価値などについて学修する。

ファッションビジネス起業論

ファッション企業を起こすために必要とされる心構え、起業の知識、起業の実務、創業計画書の作成について講義を行う。起業に関するプロセス、知識、理論を学び、起業に関する基礎的ノウハウを身に付ける。

フィールドプロジェクト

ファッション企業を起こすために必要とされる心構え、起業の知識、起業の実務、創業計画書の作成について講義を行う。起業に関するプロセス、知識、理論を学び、起業に関する基礎的ノウハウを身に付ける。

マーケティング戦略論

「マーケティング論」で学修したマーケティングの基本プロセスと分析手法を応用する科目である。実践的、かつ論理的にマーケティング戦略を立案できる能力を身に付けるため、マーケティング戦略事例の講義と事例の分析で戦略立案を学修する。