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2023.03.23【特許取得】本大学院非常勤講師と院生共同による特許を取得

本大学院非常勤講師と院生共同により、はぎ・歪み・素材への負担のない円型ニットプリーツの製作方法を開発し、2019年11月29日に特許出願を行い、2022年12月7日付で特許を取得しました。

 

【発明者】
文化ファッション大学院大学 非常勤講師 及部 圭一
ファッションデザインコース(2018年3月修了)西村 健太

【発明の名称】
「ニット製品の作製方法」

【開発背景】
ニット製品は伸縮性に富み、柄などのデザイン上での自由度も高いため、製品としての更なる可能性が期待されている。そのニット製品において、従来製作が困難である円型状のプリーツを有する製品を、容易かつ迅速に製作したいというニーズがあった。

【研究経緯】
通常、ホールガーメントでニットを編み立てる場合は筒状の成型となり、平面にはならない。
しかし、ガーター編みと繊維の熱可塑性を用いることで、立体成型の後、スチームによって平面にする方法を考案。従来ガーター編みは直線方向への力しか表現できなかったが、曲線方向にも対応できるようになり、新しい編地を生み出した。
これにより、従来はパーツをはぎ合わせたり、薬品で素材を加工する等して制作する他なかった円型のプリーツを、繊維の特性とスチームの力だけで、より自然な風合いで美的に作成することを可能にした。

 

研究の成果(本技術を使用した制作作品)