本大学院では企業と研修業務委託を結び、人材育成を通じた社会貢献に取り組んでいます。
2022年8月3日（水）～5日（金）の3日間、YKK株式会社の社員を対象としたパターンと縫製の技術研修会をファッションテクノロジーコースの教員が講師を務め、実施しました。

「前ファスナーあきのブルゾン設計と縫製」という研修内容で、パターンメーキングと縫製の2部構成で研修を行い、第1部のパターンメーキングでは、パタンナーがファスナー付きの製品を設計する上で配慮している点を中心に、加藤登志子教授が講義と師範を行いました。第2部の縫製では、縫製工場がパターンをどのように読み解いて縫製作業を進行するのかを中心に、小泉祐也助教が縫製師範と指導を行い、受講者は3日間で1着のブルゾンを完成させました。

受講者からは「ファスナーを使用したデザイン、パターン、縫製の関係性、影響について知ることができた」「様々な開発の余地があるように感じた」「今までとは異なる切り口のファスニングビジネスの可能性を感じた」等の感想があり、通常業務とは違う視点でファスナーと向き合えた有意義な研修だったという評価を受けました。

第1部　パターンメーキング実習の様子

第2部　縫製実習の様子