2012.12.27「6th FORM PRESENTATION」にて在学生が最優秀賞・優秀賞を受賞
産学コラボレーション事業である「6th FORM PRESENTATION」の報告会が12月19日(水)に行われ、JAPAN CREATION会期中に来場されたコレクションデザイナーをはじめとした、小売店やアパレルのバイヤー約70名による審査の結果が発表され、表彰式が行われました。今回の「FORM PRESENTATION」はエコロジー素材「テンセル®&モダール」を取り上げ、“環境配慮素材&ファッション”という時代の潮流に根ざしたテーマを題材にインフォーマルウェアのデザインを公募。中田優也さん(ファッションデザインコース2年次生)・奥野優さん(ファッションテクノロジーコース2年次生)によるグループ「no name」が最優秀賞を受賞、田中香里さん(ファッションデザインコース2年次生)・木下翔平さん(ファッションデザインコース1年次生)によるグループ「LABO」が優秀賞を受賞しました。報告会では、参加学生が製作過程から展示発表までの考察・所感を発表。その後、生地提供企業からの講評も受けることができました。参加した学生は、「伝統技術と最新技術のお互いの必要を感じた」「展示の際に様々な評価を得ることができ勉強になった」と感想を述べていました。
グループ | : | 「no name」 |
テーマ | : | 「Thermal Confiquration」 |
コンセプト | : | 熱と圧力のみで形成する無縫製衣服製造方法。テンセルを独自の新しい手法で形にし、エコという付加価値を衣服製造の過程に組み込み、必然的な要素となることを目指したデザインの提案。 |
「no name」作品展示 |
「no name」報告会 |
グループ | : | 「LABO」 |
テーマ | : | 「KIRIKO」 |
コンセプト | : | ecoでありながら、モードなデザインであることを基本に、レーザーカッターという最新技術で新しいecoスタイルに挑戦。水や染料を使わずに、レーザーカットのテクニックで緻密な模様を表現。透けさせたり加工独特の色合いで、昔ながらの江戸切子の紋様からインスパイアされた高級感のあるデザインを提案。 |
「LABO」作品展示 |
「LABO」報告会
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また、11月20日(火)JFW JAPAN CREATION2013会期中に東京国際フォーラムで行われた繊維ファッション産学交流会議のプログラム「産学コラボレーション・実学研究発表」において第5回の優秀賞を受賞したチーム「unclose」の代表として中田優也さんが研究発表を行いました。
そして、第2、3回に参加した修了生の藤川郁磨さんの発表もあり、現在の活動状況と今後の目標についての発表を行いました。
「Amakiru」デザイナー・クリエイター藤川さんの発表
藤川さんは本大学院大学を修了後独立起業し、「Amakiru」と「Kovri」の2ブランドをつくり、衣服だけにとどまらず広くデザイン活動をしており、本大学院大学での2年間の研究が市場に認められ始めています。
●「Amakiru」HP
http://amakiru.com/