2012年10月29日（月）〜11月2日（金）、ロシア・サンクトペテルブルクにて開催された「International Young Fashion Designers Contest “Admiralty Needle”」に本大学院大学が招待され、小杉早苗教授及びファッションデザインコース2年の竹中　茂靖さん、田中　香里さんが参加しました。

今回で3回目の参加となる本コンテストは、ロシア連邦 サンクトペテルブルク市 国立技術デザイン大学が主催するもので、各国から参加した学生183名、計900点を超える全作品をヨーロッパのファッションデザイナー、プロデューサー、ビジネスパーソン及び小杉教授が審査員となりジャッジを行いました。本大学院大学からは修了生を含む4名が各5体、合計20体を出品しました。
開会式では、ロシア、ドイツ、韓国の学生と共にオープニングファッションショーが開催され、今回参加した院生の作品もランウェイを飾りました。
本コンテストは「キッズウェア」「アクセサリー・シューズ」「エクゾチカ」「アヴァンギャルド」「プレタポルテ・ディフュージョン」「プレタポルテ・デラックス」の6つのカテゴリーに分類されており、「アヴァンギャルド」部門に出品したデザインコース2年 田中　香里さんが2位、同部門にて竹中　茂靖さんが3位、「プレタポルテ・デラックス」部門に出品したデザインコース修了生のモハジャ ヴ ペサラン ダフニーさんが全参加作品の中で総合評価3位となり、最終日の表彰式でそれぞれ副賞が授与されました。
今年度は初めて院生が作品と共に現地へ赴き、国際的なコンテストで直に実力を競い合う非常に貴重で刺激的な経験となりました。他国の審査員からも予想以上の評価を受け、参加した院生の感性・技術及び実力が世界に示されるものであることが実証されました。

修了生　モハジャ ヴ ペサラン ダフニー さんの作品	修了生　譚芸斯さんの作品
ファッションデザインコース２年 田中香里さんの作品	ファッションデザインコース２年 竹中茂靖さんの作品
表彰式で盾と副賞を授与される田中さん	表彰式で盾と副賞を授与される竹中さん
開会式で行われたオープニングショー	本コンテストの審査員（表彰式にて）

 

また、11月1日には、国立技術デザイン大学の大学院生を対象とした各国審査員による特別講義が行われ、小杉教授は「日本におけるファッションの現状」と題し“東京の今”について実物作品を交えてプレゼンテーションを行いました。“JAPAN”に興味のある院生が非常に多く、日本発のブランドが築き上げた歴史の重みとさらなる発展への可能性を感じました。

 

 小杉教授の特別講義「日本におけるファッションの現状」

本大学院大学の資料に見入る国立技術デザイン大学の大学院生