2010.11.24「International Young Fashion Designers Contest」(ロシア)に本学が参加しました。
ロシアにおけるコンテストに本学教員、ファッションデザインコース生が参加
2010年11月3日(水)〜6日(土)、ロシア・サンクトペテルブルグにて開催された「International Young Fashion Designers Contest The Admiralty Needles」に本学が招待され、櫛下町伸一教授及びファッションデザインコース生が参加。同コンテストはサンクトペテルブルグのデザイン学校、ART FUTURE DESIGN SCHOOLが主催するもので、ロシアやイタリアなどヨーロッパの学生とともに、日本を代表して本学の学生が出品し、また、ヨーロッパのファッション教育者、ファッションビジネスパーソンらとともに、櫛下町教授は審査員を務めました。
コンテストは「プレタポルテ」「プレタポルテ・デラックス」「アバンギャルド」の3部門が設けられ、「プレタポルテ」部門に出品したファッションデザインコース2年の森下慎介さんが2位に入賞しました。審査に加わった櫛下町教授によると、ストレッチ素材とオーガンジーの組み合わせが特徴的な森下さんの作品は、「日本の高い技術が生み出したシルクや化学繊維の素材を用いたことで、ヨーロッパの学生の作品との差別化ができたことも、評価につながったよう」とのことです。
これまで本学はさまざまな国のコンテストや展示会に参加していますが、ロシアでのコンテストは今回が初めて。「現在のロシアは経済面をはじめ著しく発展している。このコンテストには成長を遂げている国だからこその勢いがあり、ファッションに注がれるエネルギーの強さを認識した。発表された作品はどれも高レベルなものばかりであったが、本学の学生による作品もそれに劣らず高評価。 しかし、色使いにおいて日本の学生は単色や無彩色に偏りがちである一方、ロシアなどヨーロッパの学生は多様な色をうまく調和させる能力に長けている」と櫛下町教授が感じたように、ロシアの現在のファッション文化について、より深く理解できる機会となりました。
プレタポルテ部門2位に入賞した森下さんの作品