2022年度

2022年度ファッションテクノロジーコース修了研究Completed research

 


Re’Migrant

 

播磨 マイア アジェレン
HARIMA MAIA AYELEN

コンセプト

私は2020年に日本へ移住した。その時の感情は、希望と快適さ、逆にもろさと不安の対照的な表現が混ざり合っていた。本研究ではその感情をもとに作品構成して研究を行った。快適さはコンピューターニットによる製品に近い作品を制作した。もろさと不安は実験的にバイオプラスチック、アルギン酸の糸を制作した。また、さまざまな方々からの協力もあり、提供していただいた中古の着物でパッフルパッチワークを制作した。生分解性のできる素材を使用して、サステナブルなコレクションを制作した。

コンテスト

2019 Certamen semillero UBA Buenos Aires Fashion Week デビュー
2021 Feel the Contest, Italian knit contest セミファイナリスト
2022 Fashion Frontier Program ファイナリスト

プロジェクト

2022 PUMA×BFGU「Graphic Project」 参加及びデザインの製品化

 

 

 

 

 

 


さすらいの旅人-ニット・テキスタイルの研究

 

タク ゲツロ
ZHAI YUELU

コンセプト

コロナ禍に伴い、これまでとは異なる生き方が注目され、我々はますます人間と自然、人間と人間、そして人間と自分の関係について考えるようになった。刹那主義を肯定的に捉え直し、心の声に耳を傾け、すぐにやりたいことを実行し、遠方に行きたいときにはすぐに出発し、さまよう詩人のような心を持ち、さすらいの旅に出る。このようにリラックスした自然な着こなしを編みの技術を駆使して一味違う魅力によって表現する。

資格

2019 日本語能力試験 N2
2022 一般財団法人 日本ファッション教育振興協会 パターンメーキング検定1級

プロジェクト

2022 PUMA×BFGU「Graphic Project」 参加及びデザインの製品化

 

STAFF

Model:Kate

 


Tailor Making Women’s Couture

 

パク ゼーソン
PARK JAE SUN

コンセプト

近年のコレクションでは、メゾンマルジェラのようなメンズのテーラーリング技法を取り入れたウィメンズウェアが多く発表されている。本研究では、テーラリング技法である毛芯仕立て、手縫いのような高級な仕立て方の研究を行う。メンズのテーラードジャケットやコートのデザインを基に、立体裁断を用いて、パターンからのアプローチによりオリジナルのウィメンズ・クチュールを制作する。制作は全てをテーラーリング技法で仕立てるのではなく、設計通りの形ができるようデザインを考慮した新たな仕様についても探求する。

資格

2020 一般財団法人 日本ファッション教育振興協会 パターンメーキング検定1級
2021 日本語能力試験 N1

プロジェクト

2022 PUMA×BFGU「Graphic Project」 参加及びデザインの製品化

 

 

 

 

 


「探検家の旅」をモチーフとしたデザイン提案

 

オウ シキョウ
WANG ZIJING

コンセプト

探険は未知の領域を開拓して新しい発見をすることである。現代は手軽に情報を入手して、様々な場所に赴くことが可能だが、それらが発達していない昔には、探険心を持った人は今よりもたくさん存在していたことだろう。現代は便利が故に日々のストレスは大きく、悩みや不安は常につきまとう。多くの人は映画の世界に身を委ね、現実逃避の夢を見る。本研究は、ジャングルと山と砂漠の三つから探検の要素を抽出し、現代の探検者に向けたデザインを提案することを目的とする。

資格

2020 一般財団法人 日本ファッション教育振興協会 パターンメーキング検定2級
2021 日本語能力試験 N1

コンテスト

2020 文化服装学院 学院長賞

プロジェクト

2022 PUMA×BFGU「Graphic Project」 参加及びデザインの製品化
2022 「カンボウプラスとSDGs」プロジェクト 参加及びカンボウ賞受賞

 

STAFF

Photographer:Feng Lei
Hair Artist:Feng Lei
Make-up Artist:Feng Lei

 

 

 

 


日本の伝統工芸から発想する衣服デザインの提案

 

リ モウ
LI MENG

コンセプト

日本の伝統文化であるお祭り、民俗芸能、工芸技術は時代の影響を受けて廃れていく可能性がある。継承、発展させるため、伝統文化を保護または活かす必要がある。伝統文化を衣服に応用して、多くの人々に保護する意識を起こさせる事が研究の目的である。日本の伝統文化である折り、祝儀袋、番傘、提灯などの調査を目的として、ワークショップに参加した。作品制作では、家紋を取り入れたオリジナル模様をインクジェットプリントで表現して作品制作を行った。

資格

2018 日本語能力試験 N2
2022 日本語能力試験 N1

 

STAFF

Photographer:安 十三
Hair Artist:オウ キカン
Make-up Artist:オウ キカン

 

 


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