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2010.12.03本大学院教授が産学協同研究により超極薄素材・高密度素材に対応したミシン糸を開発しました。

「よりきれいに仕上げられる糸を開発し、日本のものづくりを支えたい」という強い思いから、本大学院の稲荷田征教授が中心となり、大貫繊維、アズマとの産学協同研究を進め、超極薄素材・高密度素材に対応したミシン糸「エースクラウンソフト」(80番)を開発しました。この「エースクラウンソフト」の開発には、岐阜県産業技術センターが開発したデジタルテンションメーターを使用し、縫製条件のデータ化と縫い目バランスの良い縫製条件の法則性を探しました。その結果、下糸張力5グラム、上糸張力30グラム、ミシン回転数1分間当たり1600回転、ミシン針目3センチ当たり18〜20針といった条件で縫製できることが分かり、このミシン糸が生み出されました。本大学院大学の学生やアズマのユーザーに、制作作品の縫製等に提供し検証したところ、とてもスムーズに縫えると高い評価を受けています。

 

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     「ハイパーソフト」でオーガンジーをきれいに縫い上げた学生の作品