2021年度

2021年度ファッション経営管理コース修了研究Final Research Project

 

 

  

PICK UP : 01
コロナパンデミック以降のファッションコラボレーション:ネットワーク分析を通じて

近年のファッションコラボレーションをネットワーク分析で解析、その傾近年のファッションコラボレーションをネットワーク分析で解析、その傾向を把握し、アフターコロナの動向を予測する向を把握し、アフターコロナの動向を予測する。
 

COVID-19は、アパレル業界の消費者と企業の双方に甚大な被害をもたらした。 2020年のパンデミック時に多くの企業が売上減少に苦しみ、事業を停止したが、一部の企業は生き残り、COVID-19後という新しい環境で生き残るために新たな戦略を模索し続けた。
本研究の目的は、アパレル企業の戦略的提携やコラボレーションをネットワーク理論で分析することで、アパレル産業の方向性を探ることである。その結果、COVID-19の流行以降、ファッション・コラボレーションにおいてラグジュアリーブランドが優勢となり、それまでのストリートブランドは勢いを失った。
また、オンラインショップの台頭、他業界やインフルエンサーとのコラボレーションの増加、予期せぬコラボレーションに対するポジティブな結果もネットワーク分析で明らかになった。

  

PICK UP : 02
日本のファッション専門店におけるデジタルトランスフォーメーションに関する考察 ―ユナイテッドアローズを事例として―

対象企業(ユナイテッドアローズ)のDXへの取組みを、ケースタディを用いて分析することにより、将来の日本のファッション専門店のあるべき姿を提案する。
 

近年のデジタル化の加速に伴い、お客様のニーズや購買行動は大きく変化している。この変化に対応し、お客様のことを今まで以上に深く理解し、デジタル技術を駆使して新しい体験価値を実店舗とネット通販を通じて提供していくのが、企業がデジタルトランスフォーメーションを推進する最大の原動力となる。
本研究は、日本アパレル業界のウィズコロナそしてアフターコロナ時代でのあるべきチャネルの姿を想定し、対象企業が今までデジタル技術を活用して業務改革を行ってきた事例からアパレル企業におけるDX化を推進する課題を明らかにすることを目的とする。
第一章では、本研究の研究動機や問題意識などの流れについて説明する。第二章では、問題意識に立脚し、先行研究をレビューするうえで、本論文の研究視点を示す。第三章では、ユナイテッドアローズのデジタル事業の取組み事例をケース分析、そして、第四章では、日本のアパレル業界におけるデジタルトランスフォーメーションの現状を考察する。第五章では、日本のファッション専門店が本当に必要なDXを考察する。最終章では、本研究における研究方法上の限界及び今後の研究課題について論じる。
アフターコロナを見据え、ブランド存続のために、そして顧客体験の向上のためにもビジネスモデルを変革することの重要性を認識しながら、今後日本のファッション専門店のあるべき姿を提案した。

  

PICK UP : 03
循環型ファッションビジネスの事業提案 ―ウォッシュレスキャリア服の事業計画―

“エコフレンドリーライフスタイル”女性に向けた、地球と洋服自体に”やさしい”ウォッシュレスキャリア服の事業計画
 

近年、ファッション業界では外部からの圧力と内部の問題認識によってサステナビリティへの取り組みが活発化している。そうした中で、業界の廃棄問題に注目し、従来の直線型経済から循環型経済への転換がその解決策になると考え、循環型ファッションビジネスモデルを考案した。さらに、生活者の大量消費と無駄な洗濯が資源問題と環境問題をもたらし、服に関する常識の見直しが必要であると考えた。
そこで、本事業計画書では、長く着回す、環境にも自分にも役立つウォッシュレス服を、サステナビリティ意識が高い、働く女性に提案した。 “エコフレンドリーライフスタイル”というコンセプトのもとに、シンプルなカジュアル系のウォッシュレスキャリア服とオーガニックコスメを、競合他社ベースとコストベースの価格戦略で、ダイレクト且つインタラクティブなコミュニケーションを通じて展開する計画である。 そして、業績計画として2年度までは、赤字を予定し、3年度から黒字の転換を目指す。資金計画として、創業メンバーの出資と創業助成金で初期資金を確保し、2年度から借入を繰り返し、3年度は追加出資による資金調達を予定する。

 

その他、2021年度研究発表はこちらよりご覧ください
14th BFGU FW/Presentation

 

 

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