ファッションテクノロジーコースでは、ターポリン、帆布をはじめとする機能性特殊素材を製造、加工、販売を行っているカンボウプラス株式会社と、製品化を目標とした産学連携アップサイクルプロジェクト「カンボウプラスとSDGs」を実施しました。

2022年9月にファッションテクノロジーコース1年次を対象に実施した特別講義にて、取り扱い製品の紹介からプロジェクトの概要について講義いただき、「素材を製造する過程で出る大量の端材、廃材の機能性を生かし、新しく生まれ変わらせたい、廃材に新たな命を吹き込み生活に彩りを与えたい」というコンセプトに賛同した院生12名がプロジェクトに参加しました。

参加した院生は4グループに分かれ、限られた端材や廃材を使用して自由な発想で小物の企画を行い、試作サンプルの制作に取り組みました。11月には、カンボウプラス株式会社に向けたプレゼンテーションと途中点検を行い、完成に向けて作品制作を進行させました。

完成した作品は2023年1月12日（木）の成果発表会でプレゼンテーション行い、審査の結果「カンボウ賞」「社長賞」の2つの賞が授与されました。

今回のプロジェクトでは、限られた資材の特性をいかして企画・デザインを行い、さらに完成品を企業の方より評価を受けるという貴重な体験をすることができました。