トピックスTopics

2020.01.09「第4回 BFGU・The Woolmark Company Next Generation Award」公開審査会

2019年11⽉22⽇(金)、デザインアワード「第4回 BFGU・The Woolmark Company Next Generation Award」を開催しました。このアワードは、ファッションに欠かせない希少な天然素材であるオーストラリア産メリノウールの啓蒙、そしてファッションを学ぶ次世代の育成を目的として、ザ・ウールマーク・カンパニーと共催で⾏なっている取組みです。

 

院生11名がそれぞれウールを使用し作品を作り上げ、ゲスト審査員として戸田 慎 氏(株式会社ビームス 経営企画室 グローバル戦略部 クリエイティブスーパーバイザー 兼 BEAMS & CO UK ディレクター)、増島 勇次 氏(株式会社アマックスコーポレーション代表取締役, Südwolleエージェント)玉利 亜紀子 氏(文化出版局 装苑 副編集長)、ザ・ウールマーク・カンパニーよりサミュエル・コクデ日本支社長、本大学院教員3名が審査員として加わり、プレゼンテーションによる公開審査会を行いました。

 

 

第4回目の優勝者に輝いたのは、ファッションデザインコース2年次生の伴 絃希さん。

「“Pay it Forward”次世代に繋ぐ。」をテーマとしたこの作品は、島精機のWHOLEGARMENT横編機で生み出したアクティブニットウェアを中心に、シームレスボディスーツやシームレス多色ボーダーをSüdwolle社のメリノウールと組み合わせ製作。現代社会が抱える環境問題をはじめとする、ウールやニットの未来を見据えたサスティナブルな服作りが、審査員の⼼を掴みました。

優勝者の伴さんには、ザ・ウールマーク・カンパニーより、羊の牧場やザ・ウールマーク・カンパニーの本社を訪問して、オーストラリアのメリノウールの起源について直接学ぶオーストラリアへの研修の権利が与えられました。

 

 

 

 

プレゼンテーションを行う伴さん

 

その他発表した院生の作品はどれも個性的なものばかりで、作品製作におけるウールの可能性を広げるとても貴重な機会となりました。また、ファッション業界の第⼀線で活躍されている⽅々に評価いただくことにより、院生にとって貴重な体験となりました。

 

これらのコラボレーション作品は2020年1⽉27⽇(⽉)〜1⽉31⽇(金)に開催する第12回⽂化ファッション⼤学院⼤学ファッションウィーク(BFGU FW)にて披露いたします。

 

 

【審査員】

戸田 慎 氏(株式会社ビームス 経営企画室 グローバル戦略部 クリエイティブスーパーバイザー 兼 BEAMS & CO UK ディレクター)

増島 勇次 氏(株式会社アマックスコーポレーション代表取締役, Südwolleエージェント)

玉利 亜紀子 氏(文化出版局 装苑 副編集長)

サミュエル・コクデ 氏(ザ・ウールマーク・カンパニー 日本支社長)

櫛下町 伸一(文化ファッション大学院大学 ファッションビジネス研究科 研究科長 教授)

吉田 康成(文化ファッション大学院大学 ファッションクリエイション専攻 専攻長 教授)

加藤 登志子(文化ファッション大学院大学 ファッションクリエイション専攻 ファッションテクノロジーコース主任教授)

 

 

 

ザ・ウールマーク・カンパニーについて:
ザ・ウールマーク・カンパニーは、ウールのグローバル・オーソリティーであり、 オーストラリア産メリノウールの研究・開発及びマーケティング活動を行う、非営利法人オーストラリアン・ウール・イノベーション(AWI)の子会社です。ザ・ウールマーク・カンパニーは、教育、品質認証、コラボレーションを通じて、ウールの環境に優しい特性を啓蒙することにより、牧羊場からファッション業界全体のウールサプライチェーンの連携に取り組んでいます。

公式サイト:http://www.woolmark.jp/
公式SNS:Facebook: @thewoolmarkcompany.jpn
Twitter: @WoolmarkJapan
Instagram: @thewoolmarkcompanyjp