2018.10.29パリ視察研修を実施
2018年9月24日(月)~10月1日(月)、ファッションマネジメント専攻 ファッション経営管理コースによるフランス・パリ視察研修を実施しました。
この研修は、パリのファッション関連企業訪問や、展示会視察、ファッションショー見学、ファッションビジネス関連のセミナー受講、商業施設の見学などを通じて、フランスのファッション業界に触れ、見識を深めることを目的としています。
研修初日は、地域密着型を強みとするパリ市内の百貨店を視察し、国際部担当の方よりその百貨店の歴史、顧客特性、商品構成、リモデル後の変化などについてお話を伺いました。
次に、パリ市内にある高級メゾン専門縫製工場を訪問し、アトリエにて縫製技術を見学しながら、社長より技術の継承方法や新しい企画へのアプローチ方法、パリでの職人としての就職や働き方についてご説明いただきました。
その後、バッグ・革小物ブランド「LIENDE PARIS」代表の佐藤康司氏によるセミナーを受講。「パリでの起業、ブランド運営について」というテーマでお話いただき、パリへの留学から、インターン、就職、起業に至る経緯と経験談、パリにおけるファッションビジネスの特徴について伺いました。
合同展示会「Tranoï」、プレタポルテ協会主催による若手支援の展示会「designers apartment」も訪れました。「designers apartment」では、若手デザイナーからブランドについての説明があり、参加した院生達はデザイナーに経営や企画等について積極的に質問し、多くの刺激と情報を得ることができました。
さらに、研修期間中開催されていたパリコレクションの視察も行いました。「Manish Arora」「ISSEY MIYAKE」「Christian Wijnants」「yohji yamamoto」など様々なブランドのショーを視察し、ブランドのクリエイションはもちろん、会場の雰囲気や集まるメディア、ブランドスタッフの方々の様子などを通してパリでのショー運営について肌で感じることができました。
その他にも、マレ、サントノーレ、サンジェルマンなど各エリアのセレクトショップやブランド直営店などの店舗調査を行い、日本とのマーケットの違いを見ることができました。また、プティ・パレやフォンダシオン ルイ・ヴィトンなどの美術館見学も行いました。
パリのファッション業界について多角的に学ぶことができ、大変貴重な経験となりました。