2010.11.18特別講義「クリエイティブ経済、連帯経済および未来」を開講しました。
2010年11月8日(月)、文化ファッションインキュベーション11階ホール(東京・渋谷区)において、本学全コース生を対象にした特別講義を開講。コンサルティング企業Enthusiasomo Culutural社の最高責任者であり、国連開発計画南南協力特別ユニット・クリエイティブ経済プログラム上級アドバイザーを務めるララ・デ・エインゼリン氏を講師に招き、「クリエイティブ経済、連帯経済および未来」をテーマにお話いただきました。
エインゼリン氏の専門である「クリエイティブ経済」とは、クリエイティブ・クラスと呼ばれる創造的で革新的な産業に従事する人々が牽引する経済社会のこと。グーグル社が現在世界で最も価値のある企業と評されることを例にあげ、無形資産による付加価値の重要性を解説され、また「先進国は従来の経済活動とは異なるクリエイティブ経済に移行しつつある」こと、「とはいえ、クリエイティブ経済活動が円滑に行われるようにするためには、文化、経済、市場、社会、各方面での環境整備、構造育成が必要である」ことを、ブラジルにおけるクリエイティブ経済活動事例などもまじえて説明いただきました。
講義の後は「望ましい将来像を、ファッションを通じて表現する」をテーマにしたワークショップを開催。受講者はグループに分かれてワークに取り組み、ファッションというクリエイションを通した将来像について、それぞれに多様なアイデアをプレゼンテーションしました。受講者はみな、通常の授業とは異なる視点で「ファッション」を考える機会を楽しんでいました。
講師を務めたララ・デ・エインゼリン氏