2012.06.29ウィーン市でのプロジェクトレポート。
在東京オーストリア大使館 商務部からの要請により今回のウィーン市でのプロジェクトが実施されました。(2012年6月3日~15日)
ウィーン市立ファッション大学ヘッツェンドルフ校とジョイントショーを開催
2012年6月5日(火)ウィーン市立ファッション大学ヘッツェンドルフ校との交流事業としてジョイントショーを行いました。この交流は今回で4度目となります。今回はファッションデザインコースから2年次の院生2名と修了生1名が参加し、ショーを通じてヘッツェンドルフ校の学生との交流を行ったもので、自身の作品発表も行いました。
毎回様々な趣向を凝らした形式でショーが行われますが、今回会場になったのは、ウィーン市内にあるトラムミュージアム。歴史的な路面電車の車両が展示されている独特な雰囲気の中、特設のランウェイやカウンターバーなどが設置されました。
本大学院大学からは5名の作品、計18体を出品しプロのスタッフがヘア・メイクをおこない、学生モデルが作品を着装しました。登場した作品に対して、来場者からは大きな拍手をいただき、大変好評を得ることができました。
また、この交流事業に加えウィーン市内の美術館、建築物なども見学し、新たな感性を育むいい機会となりました。
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渡邉唯佳(2年次院生)の作品 |
ダフネ モハジャ ヴァ ペサラン (第5期修了生)の作品 |
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玉田達也(第5期修了生)の作品 |
中田優也(2年次院生)の作品 |
オーストリアのSWAROVSKI ELEMENTSを表敬訪問
2012年6月6日(水)オーストリア・ワテンズにあるSWAROVSKI ELEMENTS(スワロフスキー・エレメント)及び関連施設を表敬訪問しました。SWAROVSKI ELEMENTSと本大学院大学ファッションデザインコースは昨年から特別講義を含むプロジェクトがスタートし、ファッションデザインコースの院生の修了作品製作に資材提供をしていただいています。今回は昨年の修了作品にSWAROVSKI ELEMENTSを使用した修了生も含め、訪問をしました。
SWAROVSKI ELEMENTSを網羅した美しいプレスルームや、Design & Creativeチームのオフィスなどを見学させていただき、それぞれの担当者の方々から丁寧なご説明をいただきました。また、世界中から多くの観光客も訪れるクリスタルヴェルテンでは、展示されている有名デザイナーやアーティストの作品についてひとつひとつご案内いただきました。世界的に事業展開をしている企業の普通の人では見ることのできない社内を見学できたことは、大変貴重な体験になりました。
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スワロフスキー・クリスタルヴェルテン |
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SWAROVSKI ELEMENTSにて Head of Design & Creativeと院生 |
レオポルド美術館で講演・ワークショップを開催
2012年6月11日(月)本大学院大学のファッションビジネス研究科 研究科長の小杉教授による講演は、レオポルド美術館内のアトリウムにて行われました。ファッションに携わる様々な年齢層・職種の参加者があり、日本のファッションの現状や教育について熱心に耳を傾けていました。また、会場内に展示した本大学院大学の院生作品や、ヴィジュアルブック、その他これまでの院生作品の写真は、多くの参加者の関心を惹くことになりました。
講演中の様子 |
本大学院大学の院生作品に見入る 参加者の方々 |
参加者から様々な質問を受ける小杉教授 |
同日講演後には、SOMAデザインによるワークショップとSOMARTA、MOLFICの2ブランドの展示とコレクション紹介が行われました。ワークショップは、日本の伝統衣装である“浴衣”を紙で製作するといった内容。参加者は初めてかたちづくる着物に興味津々の様子で、それぞれ楽しみながら出来上がったものに思い思いの柄を描いて、1等の人は賞品としてSOMARTAのホールガーメントによるストッキングを受け取っていました。
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SOMARTAデザイナー・廣川玉枝氏 |
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MOLFICデザイナー・森崇氏 |
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完成した浴衣を見て回るSOMAデザインの方々 |
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ワークショップの様子 |
ウィーン市立ファッション大学ヘッツェンドルフ校でのワークショップ
2012年6月13日(水)ウィーン市立ファッション大学ヘッツェンドルフ校にて、ファッションビジネス研究科 研究科長の小杉教授によるワークショップが行われました。
“デザイン発想”を題材に講義を行った後、ヘッツェンドルフ校の学生が「日本」をテーマにデザイン画を作成。最後には描き上がったデザイン画を学生全員と共に囲みながらの講評・表彰を行いました。
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実習中の様子 |
講義中の様子 |