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2017.04.12第49回大阪ミシンショーで院生の作品を展示しました

2017年3月24日(金)・25日(土)の2日間、インテックス大阪3号館で「第49回大阪ミシンショー」が開催され、その中の株式会社ユカアンドアルファのブースでファッションテクノロジーコース10期生(2017年3月修了)のリュウ ギョウセンさんと坂井 里穂さんの作品を、株式会社ユカアンドアルファのアパレル3D着装シミュレーションシステム「Enterprise」を用いて展示しました。

「Enterprise」は今までサンプル縫製をしなければ確認することができなかった衣服のパターンと素材と人体の関係を繊細なディテール表現によりリアルに再現することを可能にするシステムであり、3Dの画面上でシミュレーションをしながらパターンの修正も行えるシステムです。

リュウ ギョウセンさんの作品は実物の衣服も一緒に展示され、来場者は興味深く作品とシミュレーション画面を比べたり、「Enterprise」内のモデルを動かしてあらゆる角度から見ていました。

大阪ミシンショーはミシンメーカー・ミシン販売店が加盟する大阪府ミシン商業共同組合の主催による、西日本最大の工業用縫製機器を中心とした最新鋭機器の展示会です。出展企業数はミシンメーカー、縫製用品、プレス・裁断機、CAD・CAM関連の企業計70社を超える企業が参加しており、初日の来場者数が3,500名を上回る注目度の高い展示会です。

アパレルCADの最新技術である「Enterprise」を活用して展示を行えたことは、「デザイナーの感性を商品化する生産ラインを考察し、高度化する」というファッションテクノロジーコースのコンセプトを実践するとともに、現在の生産体制に組み込めることをアピールする良い機会になりました。ファッションテクノロジーコースは今後も積極的にアパレル3D着装シミュレーションの活用と研究に取り組んでいきたいと思います。

 

リュウ ギョウセンさんの展示

リュウ ギョウセンさんの展示

「Enterprise」を用いた坂井 里帆さんの作品

「Enterprise」を用いた坂井 里帆さんの作品