ファッションクリエイション専攻
ファッションデザインコース 1年次終了展示
開催日：2019年1月31日（木）～2月1日（金） 会場：遠藤記念館大ホール（F館）
33名の1年次生が各自のコンセプトに基づいた作品を1人あたり5～6体展示。約200体の作品が会場を埋め尽くしました。割り当てられたスペースをどう演出するのか各自のアイディアによるため、装飾、ライティング、レイアウトなども多種多様でした。
NEW MUSICは愛がテーマで、誰もがハッピーになるメロディ。
大好きな『音楽』をテーマに制作しました。『音楽』は落ち込んだ私を何度も救ってくれました。私は『音楽』には国や年齢や性別を超えて、人と人が繋がり、愛を分かち合い、自分自身を前進させてくれるパワーがあると確信しています。そんな音楽の持つポジティブなパワーを、服を通じて表現しました。見て楽しい、着て楽しい、そして気分まで楽しくなるように、と思いを込めて制作しました。
もし、音楽のリズムやメロディが目に見えたら…。私の思う音楽の粒のイメージを、空気入りビニールや牛柄のテキスタイルで表現しました。また、生地にはビニールや紙など本来、服には使用しない生地を使い、ユニークなシルエットを作り出しました。これは、NEW MUSICのNEWの部分、つまり新しさを内含しています。全体的に明るい色合いで、ワクワク感があり、コンセプチュアルな作品となっています。
私は留学生、外国人です。一人で海外生活をして実感したことは、海外で一人で暮らすのが大変で、辛い時などは、いつもそばにいた優しい母を思い出します。一人で生活をしてわかったことは、私があまりにもわがままに生活してたこと。 私のためいつも熱心に協力してくれた母を思い出し感謝の気持ち、暖かく強い母が私のテーマです。
私を精神的に強くさせてくれた剣道と横山大観の富士山をモチーフにした絵からインスピレーションを受けました。気取らない雰囲気の中に華やかな色合のカラーでプリントを開発、横山大観の富士山をレザーカットを利用して表現しました。
少年が成長する時、または大人にならなければならない時、一人でこの世界に立ち向かう時、悩みや恐ろしさがたくさんあると思います。そのような時、どうすればいいのでしょう？しかし、守りたいものを守り、大切な人を大事にして、傷ついてボロボロになったら、その後、自分の本当の強さを知ると思います。涙が止まらなくても後悔せずに、欲しいものが手に入らなくても素直になって、その後、夜明けがきっと来ると思います。
若者達は、一番純粋な心で、成人世界の残酷さを見なければなりません。この相反する感じを伝えたかったので、柔らかなファーや、ポリエステルなとの素材と、ビニールや革なとの素材を組み合わせ表現しました。さらに、プリントした素材とビニールを一緒に縫い合わせて、リメイクのテキスタイルを作りました。色の選択には、ノームコアの感じを選び、自分で撮影した人の目、夜の街、壁の落書きをコラージュして、プリントしました。モノクロのプリントとビニールの光沢と合わせて、強いインパクトを出しました。また、夜明けが来る前の世界、暗闇の世界は私の美意識とマッチします。綺麗、かわいいではなく、ただ、自分自身の伝えたいことをきちんと伝えたいと思っています。
