第2回(2010年)BFGU FW 開催レポート

ファッションクリエイション専攻

ファッションデザインコース 1年次終了展示

開催日:2010年2月4日(木)〜 4日(土) 会場:遠藤記念館大ホール

約30名の院生が各自のコンセプトに基づいた作品を一人あたり7~8体展示。計250体以上の作品が会場を埋め尽くしました。割り当てられたスペースをどう演出するのかも各自の考案によるため、装飾、ライティング、レイアウトなども多種多様でした。会場を訪れた方々には、作品の鑑賞のみならず、その演出方法も楽しんでいただけました。会期中、ファッションジャーナリスト等による審査会も行われました。

01

デザイナー
水野 智章
作品テーマ
「relief」
立体的な身体にまとわせるものに、あえて平面的なテーマをもたせた。「レリーフ(浮き彫り)」をコンセプトに、形状、厚みを変化させやすいフェルトを素材とし、デザインしたコレクション。縫い目のない立体造形が可能である特性を活かし、フェルトの帽子も創作した。

02

デザイナー
合田 渉虹

作品テーマ
「アクセウェア【acce-wear】」
「服の本来の楽しみである『飾ること』を喚起するファッション」をテーマに、身体を飾るアクセサリーとは区別される、服を飾る「アクセウェア」を考案。「アクセウェア」を帽子などの装身具と服の中間アイテムと位置づけ、新しいファッションのあり方を提案した。

03

デザイナー
森下 慎介

作品テーマ
「TRIAL AND ERROR」
パターンルームで目にする、ボディとそこに貼付けられたトワルから着想。「トライアル・アンド・エラー(施行錯誤)」される創造の過程(ファッションにおける過程=立体裁断)にこそファッションの本質があると捉え、未完成だからこその力強いパワーと美的感覚を持つファッションを追究した。