第11回(2019年)BFGU FW 開催レポート
選抜された10名の修了年次生が、1人あたり約8体の作品をショー形式で発表。フィッティング、舞台演出、音響効果、進行なども同コース生が手がけ、個性豊かで華やかなショーを展開しました。
( 本番の音楽とは異なります )
デザイナー
キム デウン
作品テーマ
「R」
コンセプト
私たちが知っている大半のおとぎ話はピュアなストーリー展開でハッピーエンドが多い。しかし原作となるとシンデレラの姉達は王子に気に入ってもらえるため足を削ったり、ラプンツェルは旅人との妊娠で逆に城から追い出されるなど、他にも多くのおとぎ話の原作は生々しい描写でロマンスを語っている。このインスピレーションを元に生々しい、エロチックなど大胆なムードを持つRawを1つ目のキーワードとして決め、それに対比する2つ目のキーワードとしてロマンチックなムードや、ガーリーでロココ調なビジュアルを表すRomanceを選び、この異なる意味を持つ2つのビジュアルで女性が持つ様々な魅力をバランス良く纏めていく。
デザイナー
キム ジュンソン
作品テーマ
「untitled」
コンセプト
自由な考えで好きなことをやる
デザイナー
ソウ ランイク
作品テーマ
「貴公子」
コンセプト
映画のキャラクターや回りの人の中に、金色で輝いている男がいる。彼らのために一人一人のストーリーを述べて、彼のために服をつくる。
デザイナー
チョウ ホウバイ
作品テーマ
「重生」
コンセプト
四季の変化が絶えず、人にも変化している。深くなった記憶は、真実に近い記憶ではないかもしれない。過去の平凡な時間は今と未来の不可分の一部となっていたことはまだ気づかなかった。
私たちは未知の未来と新しいものに縛られていて、心に根付いた限界を突破できることは意識していなかった。
真剣に耳を傾けてこそ、最もリアルな声が聞こえる。根を詰めて本当の未来を見える。
記憶の中の色とその花が咲く時、喜びや悲しみなど、忘れてはいない。平凡な過去で新しい未来をつくることができる。
デザイナー
石川 智裕
作品テーマ
「IF I MOVED ME」
コンセプト
もし違う民族、時代、性別に生まれていたら、見えるセカイは違ったかもしれない。たくさんの“もし”を人が考えることができたなら、セカイはもっと良くなるかもしれない。IF I MOVED ME 私が変わればセカイが変わる。
デザイナー
ト メイヨウ
作品テーマ
「CLOSED EYES」
コンセプト
文学からインスピレーションを得て生まれ、ロマン主義、新ロマン主義、象徴主義とともに成長した画家 ——オディロンルドンの「幻想的」で「不気味」、「悪魔的」で「悪夢」のような絵画を今回のコンセプトにした。
デザイナー
チョウ セイ
作品テーマ
「ヤセイノナミダ」
コンセプト
野生の視点から服を作る。
デザイナー
ペンウォンシリ ペンワディー
作品テーマ
「KINOKO」
コンセプト
もし、記憶の味があったらどんな味になるだろう? 記憶の味を感じてみたい。
色々なキノコの味を表現してグッドメモリーを集めていく。
明るくてカラフルなキノコからインスピレーションを受けてコレクションを製作した。
オリジナルのニットのテキスタイルを用いて私の鮮やかな遠い記憶をスポーティーなスタイルに落とし込んだ。
デザイナー
ティーレ ニコラ
作品テーマ
「niconico」
コンセプト
現代の社会に生きる人々は昔に比べますます閉鎖的になり、 感情を共有し分かち合うことがとても難しく自分自身の本当の感情を笑顔という仮面によって簡単に覆い隠すことができると感じている。 笑顔の裏を表現している。
デザイナー
チョウ トウ
作品テーマ
「CROSS THE WALL」
コンセプト
自分の中に出現してくる様々な限界を壁と感じ、私はその限界を突き抜け、自由に壁の間を行き来したい。自分の眼前に立つ壁に対して、それを破壊し作り直すのではなく、無理やりに反抗することでもなく、「労山道士」に書かれてある壁を通り抜けていく法術のように、自己修行を通じて、執念を持ちながら優しく壁を通り抜けて行きたい。