第10回(2018年)BFGU FW 開催レポート

ファッションクリエイション専攻

ファッションデザインコース 2年次修了ショー

開催日:2018年1月30日(火) 会場:遠藤記念館大ホール(F館)

選抜された11名の修了年次生が、1人あたり約8体の作品をショー形式で発表。フィッティング、舞台演出、音響効果、進行なども同コース生が手がけ、個性豊かで華やかなショーを展開しました。

( 本番の音楽とは異なります )

fd2a

デザイナー
柁原 薫
作品テーマ
「VIBES」
コンセプト
キーワード:集団圧力への反発、平和のための反抗、矛盾した美
VIBES(バイブス)とは、人の感情を揺さぶる衝撃・感覚的反応を意味する。そんな感覚を感じさせるような強さのあるスイムウェア&ランジェリー。

デザイナー
佐藤 空人
作品テーマ
「山岳ワルツ」
コンセプト
山の中で傷つきながらも美しく生きる動物の姿や、生命の象徴である卵の殻に女性像を重ね合わせ、自分を守る殻、傷つきながらも生きる女性を肯定できるデザインを目指しました。

03

デザイナー
ヒランパニッチ スパウィー
作品テーマ
「TABOO」
コンセプト
コンセプトは、「未完成が完成」や「美しい欠陥」といった言葉の表見のように相反するもの同士を組み合わせることで成立するデザインです。
また、制作過程においては素材同士をつなぐために、一般的に用いられる『縫う』という方法を一切使わず、作品を仕上げました。

04

デザイナー
薄井 あい
作品テーマ
「invisible entrance」
コンセプト
フィンランドの児童文学「ペリカンの冒険」より。人間に憧れを抱くペリカンは、人間の真似をして人間の世界に忍び込んだ。あなたが日々すれ違う人々は本当に人間だろうか、もしかしたら人間の服を着たペリカンが紛れ込んでいるかもしれない。

04

デザイナー
チョウ チンセン
作品テーマ
「Infite Possibilities」
コンセプト
服に対しての可能性は すべてあり得る。

04

デザイナー
西村 健太
作品テーマ
「まるまろ。」
コンセプト
私(丸)というフィルターを通して物事を見てみたり
角度を変えて見ると 違う姿が見えてくるかもしれません。

04

デザイナー
齊藤 奈月
作品テーマ
「Mythologic」
コンセプト
情報社会の現代。抱えきれない情報達に、殺伐とした社会に疲れた時は現実逃避をしよう。幻想的なムードに身を任せ、酔いしれ、日々アップデートされる情報から少し目をそらしてしまおう。
本コレクションはギリシャ神話をテーマに神話から着想を得たイラストを使用したオパール加工、デジタルプリントを用いてオリジナルテキスタイルを制作。 華やかな柄や刺繍に、そっと包み込むようなオーバーシルエットで神話のムードを表現する。

04

デザイナー
アラナ クラウディア ルチア
作品テーマ
「Space, The last frontier」
コンセプト
コンセプトは宇宙開発、特に宇宙服だ。
宇宙の神秘は人間の好奇心を惹きつけて止まない。
宇宙は私たちの中にもあり、私たちは星の材料で出来ているのだ。宇宙の中に私は存在している、そして私の中にも宇宙がある。
私は自分の中にある美しさを、服を通して表現したい。

04

デザイナー
広沢 ダニエル 晃
作品テーマ
「Nukumori」
コンセプト
肌を越え、心に直接当たる暖かさ、「Nukumori」をテーマにした。
経済的、政治的、社会的に不安定な時代には、人々は国家、肌、信念、性別が異なる人たちに扉や心を閉ざしている。今まで以上に、障壁の代わりに絆をつくることが重要だと信じている。
暖かさの概念、「Nukumori」は日系ブラジル人として私のアイデンティティにも繋がる。交わる2つの国の中で生まれ育ち、異文化間の交流を大切にし、それに感謝しながら育った。
100年以上前、ブラジルは日本人移民に対してドアを開いた。だからこそ私は今ここにいる。私は解放と受け入れによって自身の存在を認め、世界もそれを必要としていると信じている。

04

デザイナー
キュウ ショウカイ
作品テーマ
「Turbulent Days」
コンセプト
コンセプトは新宿二丁目のゴーゴーボーイから得ました。
ゴーゴーボーイの衣装をもとにレディースに展開します。

04

デザイナー
今村 未来
作品テーマ
「LiGHTPiA」
コンセプト
LiGHTPiA_______Light utopia
見える光、見えない光。
言葉のない世界に在る、光と踊り。
平和への願いや希望を込めて、
自由と解放を光の落書きで表現。

協賛特別展示

ファッションデザインコース生の作品には、各社から素材提供のご協力をいただいています。ファッションショーにも登場した作品を中心に、厳選した30体を2日間にわたり展示しました。

協賛特別展示

[ アサダメッシュ株式会社 ]

アサダメッシュ株式会社は、世界で最も細かいステンレスメッシュを開発し、製造・販売をしています。2016年度より学生の衣服制作にステンレスメッシュという新たな可能性を広げて頂きました。

fd2_support_am

[ スワロフスキー・ジャパン株式会社 ]

2011年度よりファッションデザインコースの修了作品制作には、スワロフスキーⓇ・クリスタルの素材提供という多大なご協力をいただいております。

fd2_support_vest

[ 株式会社ヴェスト ]

株式会社ヴェストはMADE IN JAPANの織ネームを看板商品とした服飾副資材の企画製造・販売を行う企業です。2014年度より学生のオリジナルデザインによる資材のご提供をいただいております。

vest

[ ザ・ウールマーク・カンパニー ]

ファッションに欠かせない希少なオーストラリア産メリノウールの啓蒙と次世代の育成を目的に、BFGUとザ・ウールマーク・カンパニー共催のデザインアワード、
BFGU・The Woolmark Company ネクスト・ジェネレーション・アワードを実施しています。

fd2_support_wool

[ 八田経編株式会社 ]

八田経編株式会社は、ダブルラッセル機・トリコット機で開発・製造を50年以上にわたって行っているクラフトマンシップが息づく会社です。2017年度よりダブルラッセルの素材が学生の作品に反映されています。

hatta