第9回(2017年)BFGU FW 開催レポート

ファッションクリエイション専攻

ファッションデザインコース 1年次終了展示

開催日:2017年2月2日(木)〜 3日(金) 会場:遠藤記念館大ホール

全景

30名の1年次生が各自のコンセプトに基づいた作品を1人あたり5~8体展示。計166体の作品が会場を埋め尽くしました。割り当てられたスペースをどう演出するのか各自のアイディアによるため、装飾、ライティング、レイアウトなども多種多様でした。会場を訪れた方々には、作品の観覧のみならず、その演出方法も楽しんでいただけました。

今村 未来

デザイナー
今村 未来

作品テーマ
「betta」
闘う宿命を背負い、強く美しく生きる闘魚「betta」。
大切なものを守るために日々闘う人々。

それぞれ「自由」を守るために闘っている。
自由を求め続ける女性へのオマージュとして、心が解放される服を提案する。

「betta」の唯一無二な色彩・造形からアートの要素を中心に表現。
水彩画のような透明感や筆の力強い線などを、テキスタイルを中心に落とし込む。
アイロンでプリーツ加工を施し、自由に流れる素材を制作した。

ヒランパニッチ スパウィー

デザイナー
ヒランパニッチ スパウィー

作品テーマ
「アディクション(中毒症状)」
アディクションには、様々な種類があります。
その中でもタトゥー(刺青)や整形手術などのように苦痛を伴うものもあります。
苦痛を伴うにも関わらず、自らが理想とする姿に近づくために人々はあえて身体をデザインしてしまいます。
私は中毒症状の人たちが、自らをデザインする行為をヒントに服のデザインを考えたいと思います。

広沢 ダニエル 晃

デザイナー
広沢 ダニエル 晃

作品テーマ
「畏怖」
目の前に大自然があると人はよく畏怖を感じます。そのような景色を生で見ると自分がいかに小さい存在かが解り、より莫大なものがあるのではないかと感じます。それを自然とよび、真実と呼び、神と呼び、その莫大な存在に対して自分を高めたくなります。この感情を畏怖と呼びます。人は畏怖を着ることによって畏怖そのものになり、他人に良い影響を与えるだけではなく、与えられた人もまた良い影響を与えたくなることを願って今回の作品を作りました。