第3回(2011年)BFGU FW 開催レポート

ファッションクリエイション専攻

ファッションデザインコース 1年次終了展示

開催日:2011年2月3日(木)〜 4日(金) 会場:遠藤記念館大ホール

37名の院生が各自のコンセプトに基づいた作品を一人あたり7~8体展示。計250体以上の作品が会場を埋め尽くしました。割り当てられたスペースをどう演出するのかも各自の考案によるため、装飾、ライティング、レイアウトなども多種多様でした。会場を訪れた方々には、作品の鑑賞のみならず、その演出方法も楽しんでいただけました。

01

デザイナー
李 侖庭

作品テーマ
「CISLUNAR SPACE」
テーマである「CISLUNAR SPACE」は「地球と月の間の空間」と言う意味だ。ブラックホールのようにすべてのものを吸収する世界があれば, 必ずその反対世界が存在する。それがホワイトホールだ。
この二つの世界を連結するウィムホルまで、宇宙の無限な美しさを表現したかった。

02

デザイナー
玉田 達也

作品テーマ
「Continuum art」
美を内包するものは全てが芸術と成り得る。身体とはその極致であり、筋や神経など身体構造が持つ連続性を基に衣服を形成した。存在や美への感動、価値観が稀薄になる現代に“芸術を纏う”という新たな価値観を掲示することで、自分にとっての美しさ、価値観を問う契機を掲げる。

03

デザイナー
團野 亮太

作品テーマ
「 fluid sculpture 」
ビジュアルとして抽象的なものをモチーフにすることで独自のフォルムが見出だせるのではないかという考えを軸に、人体を包む空気に着目した。シワ加工を施した立体的なテキスタイルを用いて、人体に沿いながらも離れていく有機的なフォルムを構築することで人体を包み最も外側の衣を表現する。