ファッションテクノロジーコース2年次必修科目「修了研究・創作」の授業において、オリジナルブランド「1.TEM」を展開しOEM・ODMも手がける株式会社BULAと、産学連携のグループワーク「Branding Simulation」を実施しました。

昨年度からスタートしたこの取り組みは、院生が修了後に即戦力として活躍できる人材となることを目的に、5月から10月にかけて特別講義および技術指導を実施し、企画からサンプル縫製までのアパレル生産の流れに即して作品制作を行うものです。

特別講義では、ブランド企画・ブランドデザイン・生産に関するノウハウや、商品価値のある衣服についてご講義いただきました。その後、院生は4グループに分かれ、「10年後も着たい服 ― 商品価値があり、今あえて作るべき服とは何か？」をテーマに、各グループが設定したビジネスシーンに適応するウェア制作に取り組みました。

生産面に関しては、ACCT（アパレル・コスト・カリキュレーター・テクノロジー・システム）を活用することで、生産工程やコスト管理についても学び、より実践的なスキルの修得につながりました。

2025年10月20日（月）に成果発表会を実施し、株式会社BULAの皆さまと「修了研究・創作」の担当教員による審査を行いました。院生たちは新たな価値創造と、市場性について考える貴重な体験となりました。