2014年2月24日(月)〜3月5日(水)、ファッションクリエイション専攻ファッションデザインコース生によるパリコレクション視察研修を実施しました。毎年実施されるこの研修のメインプログラムは“コレクション視察”。

今年度は、「COMME des GARÇONS」「JUNYA WATANABE」「ISSEY MIYAKE」「TSUMORI CHISATO」「ATSURO TAYAMA」「UNDERCOVER」「AGANOVICH」「VERONIQUE LEROY」「YANG LI」「SHARON WAUCHOB」等、国内外20メゾンから招待状を頂き、コレクションを視察する事ができました。世界各国のジャーナリスト、バイヤーや各メゾンの招待客が一堂に会した華やかな一週間、コレクション会場に訪れる人々のファッションにも注目すべきものがありました。

各メゾンのコレクションは、高校の図書館でフィナーレが無くシンプルに行われるものもあれば、大きな特設テントで歌い手とギターの生演奏をバックに行われるものもあり、メゾンの特徴を生かした演出方法で、作品が発表されていました。

また、コレクション視察以外の時間を利用して、ルーブル美術館・オルセー美術館・オペラ座・マドレーヌ寺院・ノートルダム大聖堂などの名所・旧跡や、装飾芸術美術館にて開催されていた「ドリス・ヴァン・ノッテン」の個展などを視察。さらに、ファッションクリエーターの国際見本市「TRANOI」、優秀な若手デザイナーに提供される合同展示会「designers apartment」を見学した際には、作品に触れながら積極的な質疑応答が行われました。今回の研修で得た刺激を各々の研究活動に生かし、今後の成果に繋がることを期待します。