2016年度ファッション経営管理コース修了研究
 
中国市場における新しいランジェリーブランドの開発

近年、中国のファッション産業は急速に発展している。特に、レディース市場の発展と共に競争は激化し、その結果、ブランディング、規模の拡大、個性化、ファッション化の傾向はますます明らかとなり、中国女性のコーディネートもファッション化、個性化している。しかし、ランジェリー業界の発展は遅く、ファッション性、個性、ブランディングが足りないといった特徴がある。ランジェリー市場の細分化は続いている。中国アパレル業界におけるランジェリーは、「最後のケーキ」といわれ、多くの海外ランジェリーブランドも中国市場を狙っている。激烈な競争ははじまったところである。このような状況で、ブランドはさらに商品の品質に専念し、ブランド意識を強化する必要がある。この計画書では、新しい時代の中国ランジェリー市場に対するニーズを満たすため、新たなランジェリーブランドの起業を計画する。本事業計画は、データ収集・分析、アンケート調査などを通じて、中国ランジェリー市場の市場環境、コンセプト、事業計画、起業の4つの部分で構成する。

 
少子化時代における台湾子供ファッション消費に関する研究

多くの国で少子化問題が叫ばれる中、特に台湾での少子化の進展は深刻である。このことは子供ファッション市場にも大きな影響をもたらしている。さらに近年では、海外のファストファッションやラグジュアリーブランドの積極的な市場進出により、台湾の子供服産業は苦境に陥っている。本研究はこうした市場環境における自身の将来の子供服店舗開業に向けての事前調査・分析という位置づけとなる。第1章では台湾の少子化の実情を正確に分析する。第2章では台湾の子供服市場の現状を把握し成功事例を分析しながら将来像を予測する。第3章では文献から消費者行動・心理を研究してアンケートのフレームワークを作成、第4章で仮説を立てる。第5章では実際にアンケートを実施して、仮説の検証を試みる。そして終章ではアンケートの分析結果をふまえながら、自身の提案を加え、現時点での自店の開業計画におけるコアコンピタンスを提示する。

 
インバウンド市場拡大のためのマーケティング戦略
AKOMEYA TOKYOを例として

近年、日本の百貨店や専門店の実店舗の売上は年々縮小している。2013年から、中国人観光客の「爆買い」行動は日本の小売業を一時回復させたが、 2016年あたりから落ち着くようになった。なぜならば、インバウンドの消費の内容や旅行の形態が2、3年前と変わったからだ。また、日本の国内ファッション企業も変わってきている。ファッションとして雑貨や家具を取り扱ったり、飲食事業に進出したりしている企業が近年、増えてきている。日本の文化を消費者に紹介したり、伝統工芸品を見直すライフスタイル・ストアは顕著なトレンドのひとつである。スマートフォンとインターネットの普及により、今の消費者は毎日触れる情報量と与えられた選択肢が昔より多くなり、店やブランドへの期待も高まっている。店やブランド側もネットストアを立ち上げたり、SNSで消費者と交流したり、いろいろな場面で消費者との接点を持つようになった。アメリカでは小売業はクロスチャネルやオムニチャネルのようにすべてのチャネル一体化が進行している。このような傾向と上記の社会的な動向により、AKOMEYA TOKYOの「ASK AKOMEYA TOKYO」という時代にあわせたインタラクティブプロモーション戦略を導き出した。

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